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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

柳田(やなぎだ)遺跡 平成30年12月調査
調査場所

前橋市伊勢崎市赤堀今井町

調査期間

平成30年12月1日~平成31年3月31日

調査原因

平成30年度一般国道50号(前橋笠懸道路)建設事業

委託者

国土交通省関東地方整備局

主な時代

古墳・中世・近世

遺跡の内容


本遺跡は、多田山丘陵先端部の東側に位置し、標高159m程の南北にのびる舌状の低台地上に広がります。低台地両側は低地となっており、現在水田耕作が行われています。遺跡地は、昭和54年度より着工した、県営今井南部土地改良事業に伴い、旧赤堀村教育委員会により発掘調査が実施され、低台地先端部付近で縄文時代後期~平安時代の集落が調査されています。今回、遺跡地内を国道50号のバイパスが通過することとなり、平成29年度から発掘調査を開始しました。今年度は12月から、昨年度調査区の隣接部分から発掘調査を開始し、竪穴建物や土坑・ピット等を確認しました。現在、竪穴建物を中心に調査を進めています。竪穴建物は大半が古墳時代のもので、1辺が7m~8mほどの大型の竪穴建物も数棟ありました。竪穴建物内にはカマドや貯蔵穴・柱穴などの施設があります。カマドは東壁に灰白色粘土を使い備えられ、内壁が赤く焼けていました(写真1)。また、火災により焼失したと思われる竪穴建物からは、建物の部材と思われる炭化材が土器片と共に多く出土しています。(写真2)

連絡先/柳田遺跡調査事務所 090-2654-3558

大型竪穴建物のカマド全景(西より)

写真1 大型竪穴建物のカマド全景(西より)

炭化材と遺物の出土状況(北から)

写真2 炭化材と遺物の出土状況(北から)

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