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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

唐堀(からほり)遺跡 平成30年12月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成30年6月1日~平成30年12月31日

調査原因

平成30年度上信自動車道吾妻西バイパス建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県上信自動車道建設事務所

主な時代

縄文・古墳・古代・中近世

遺跡の内容


12月は、3区で縄文時代の水場遺構と土坑、配石、集石などの遺構を調査しました。水場遺構では、空中写真撮影(写真1)を行った後、流路や作業場の石組み、護岸の木材・杭などを解体しながら掘り方を調査しました。トチノミの水さらしを行った作業場は、径2mほどの巨礫の上につくられ、巨礫には植物繊維が敷いたように貼り付いており、その上にトチノミの破片が散らばっていました。流路からは加工した大型の柱状の木製品が出土しました。柱状の木製品は長さ約1.5m・径約30~40㎝で、馬蹄形の模様が削り出されていました(写真2)。また、水場遺構の下層部から長さ約7m・径70㎝の巨木も出土しました(写真3)。
一方、22号配石(11月紹介)の下から土坑が5基ほど検出されました。いずれも径1m・深さ1mほどで、20~30cmの偏平礫や亜角礫の小口や側部を上下に積み上げていました(写真4)。
唐堀遺跡の発掘調査12月ですべて終了しました。

連絡先/唐堀遺跡調査事務所 070-2655-7862

3区水場遺構全景

写真1 3区水場遺構全景

3区水場遺構から出土した加工木

写真2 3区水場遺構から出土した加工木

3区水場遺構の下層から出土した巨木

写真3 3区水場遺構の下層から出土した巨木

3区22号配石の下から検出された土坑

写真4 3区22号配石の下から検出された土坑

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