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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

根小屋城跡(ねごやじょうあと) 平成30年11月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町三島地内

調査期間

平成30年9月1日~平成30年11月30日

調査原因

平成30年度上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県上信自動車道建設事務所

主な時代

中世

遺跡の内容


11月は、城の東部、鉄塚(てつか)と呼ばれる尾根上の平坦面だけではなく、城山との間にある堀切のような凹地や、周囲の斜面についても調査しました。城山との間の凹地では、堀とみられる大きな溝が確認されました(写真2)。溝は鉄塚側の急斜面下に掘られており、幅が6~8m、深さは、凹地の底から約1.5m、鉄塚側の急斜面上から測ると約4mあります。上にいくほど急傾斜になっており、鉄塚側への進入を阻んでいました。尾根上の平坦面の北縁中央と南東縁では、溝や窪み等の低い所を周囲の土で埋めて整形した跡が確認されました。どちらも、曲輪のような小さな平坦地が、外に向かって張り出している所です。縁に沿って並ぶ柱穴の痕跡が残っている所もありました。南と北の傾斜地を覆っていた竹や樹木を伐採すると、斜面を斜めに登ったり横切ったりする通路のような細い筋が見られました。これらのいくつかを調べてみると、そこには過去にも通路があったことが確認されました。

連絡先/根小屋城跡調査事務所 070-4458-0366

城山から根小屋城跡を望む(西から)

写真1 城山から根小屋城跡を望む(西から)

城山との間の堀切(南東から)

写真2 城山との間の堀切(南東から)

鉄塚北縁の溝とピット列(南から)

写真3 鉄塚北縁の溝とピット列(南から)

北斜面に見られた通路跡(断面)

写真4 北斜面に見られた通路跡(断面)

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