歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

T007(てぃーぜろぜろなな)遺跡 平成30年10月調査
調査場所

富岡市後賀地内

調査期間

平成30年9月1日~平成31年1月31日

調査原因

平成30年度社会資本総合整備(広域・長野)(一)下高尾小幡線庭谷工区に伴う埋蔵文化財の発掘

委託者

群馬県富岡土木事務所

主な時代

縄文・弥生・古墳時代

遺跡の内容


10月は1区では1号墳及び2号墳の周溝、3区では8号墳の玄室・羨道・前庭の調査を主に行いました。1号墳は北側に幅約5メートルの周溝が発見さ、南側には幅約1メートルの周溝が発見されました。周溝の規模が北側と南側で大きく違っていますが理由はまだわかりません。引き続き南側の周溝の調査を継続していきます。3区8号墳の玄室部では、崩落土の除去を行い、玉石が敷き詰められる床面を確認しました(写真1)。南西部以外は攪乱されていましたが、鉄製小札・鉄製馬具・鉄鏃・耳環等の遺物が複数出土し、また埋葬者と思われる骨片も出土しました。羨道部は礫で閉塞されていましたが、閉塞石の除去を行い、底面を確認しました。また、前庭部の左右側壁が発見されました。この前庭部の側壁は、当初からの構築ではなく、後から造り足され、羨道部入口の両側にある石積の外側が埋められていたことがわかりました。前庭部の底面からは、羨道入り口寄りに凝灰岩の1枚岩が敷かれていることを確認しました(写真2)。今後も引き続き古墳の調査を行う予定です。

連絡先/T007遺跡調査事務所 070-2655-7412

8号墳全景(東から)

写真1 8号墳全景(東から)

8号墳前庭の調査風景

写真2 8号墳前庭の調査風景

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