歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

唐堀(からほり)遺跡 平成30年10月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成30年6月1日~平成30年11月30日

調査原因

平成30年度上信自動車道吾妻西バイパス建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県上信自動車道建設事務所

主な時代

縄文・古墳・古代・中近世

遺跡の内容


10月は、3区で縄文時代の遺構を調査しました。縄文遺物包含層の下位から検出された配石や列石、土坑等を調査しました。縄文遺物包含層の下部からは土器や石器のほか、縄文人が狩猟した哺乳動物の骨も多数検出しました(写真1)。15号配石は大型の楕円形礫を東西方向に並べ、その周囲に偏平な円礫を寄せ集めています(写真2)。また、小型剝片類がぎっしり詰まった径5cmほどの小さなピットも検出しました(写真3)。これは石鏃を製作した際に生じた不要な剝片類をまとめて廃棄した穴と考えられます。 水場遺構は砂礫層で埋没した流路を検出しました(写真4)。流路に沿うように大型の礫や木材があり、人工的な木組みや石組みの可能性があります。水場遺構ではトチノミやクルミがたくさん検出されていますが、ほかにも縄文人がどのようなものを加工し食べていたのかを調べながら調査を進めています。

連絡先/唐堀遺跡調査事務所 070-2622-7862

骨(下顎骨)の検出

写真1 骨(下顎骨)の検出

15号配石

写真2 15号配石(南西から)

石器が集中したピット(南西から)

写真3 石器が集中したピット(南西から)

水場遺構の調査(南東から)

写真4 水場遺構の調査(南東から)

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