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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

四戸の古墳群(しどのこふんぐん) 平成30年8月調査 
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成30年4月1日~平成30年9月30日

調査原因

平成30年度上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県上信自動車道建設事務所

主な時代

弥生・古墳・古代・中世~近世

遺跡の内容


 8月は弥生時代の終わりごろ(3世紀)の竪穴建物跡8軒と古墳時代中期(5世紀)の3軒、古墳時代後期(6世紀)の3軒及び平安時代の2軒を合わせて合計16軒を検出し、更に6世紀の古墳を1基、7世紀の古墳を2基調査しました(写真1)。弥生時代の建物跡は平面が長方形で、床を浅く円形に掘った炉が家の中心より少し壁寄りに造られています。また建物大きさが9.7m×6.2mもある巨大なものもあり、当時の豊かな生活が伺えます(写真2)。住居の中からは大量の弥生式土器が発見されました。古墳の調査では、以前から知られていた2基の他に、今回の調査で新たに古墳を1基発見しました(写真3)。新しく発見した古墳は、墳丘の盛土や周囲に掘られた堀は存在せず、天井石を失った横穴式石室のみが残っていました。石室内には鉄製の直刀(ちょくとう)や鉄鏃(てつぞく)が残っており、副葬品(ふくそうひん)の状態は3基の古墳の中で最も良好でした(写真4)。

連絡先/四戸の古墳群調査事務所 070‐4458‐0363


43号竪穴建物遺物出土状況(西から)

写真1 調査区全景

43号竪穴建物カマド遺物出土状況(西から)

写真2 弥生時代大型建物の調査

25号竪穴建物遺物出土状況(南から)

写真3 新発見の古墳(写真右下の石室)

425号出土遺物(東から)

写真4 石室内から発見された直刀と鉄鏃

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