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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

四戸の古墳群(しどのこふんぐん) 平成30年6月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成30年4月1日~平成30年9月30日

調査原因

平成30年度上信自動車道吾妻西バイパス建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県上信自動車道建設事務所

主な時代

古墳・古代・中世~近世

遺跡の内容


6月は1区北西端から、弥生時代の終わりごろ(3世紀)に建てられた竪穴建物が1軒検出されました(写真1)。建物の中からは樽式土器(たるしきどき)と呼ばれる弥生後期の土器のほか、炉(ろ)と考えられる施設や、炉で焚かれた火により生じた、焼土・炭などが出土しました。2区の古墳の調査では、古墳の周囲に掘られた周堀(しゅうぼり)を掘削しました。周堀は幅が5m前後で、深さは1.5mを超える部分もあり、かなり大型です。周堀から見る古墳の規模と形状は、直径10mを超える円形の古墳(円墳:えんぷん)であったようです。周堀を埋めた土の上部には、平安時代の12世紀前半に降下した浅間粕川テフラ(As-Kk)が堆積している様子が見られます(写真2)。古墳の築造時期は6世紀代と考えられ、浅間山が噴火した12世紀までの600年余りの間、周堀がくぼみとして残っていたことがわかります。

連絡先/四戸の古墳群調査事務所 070‐4458‐0363

弥生時代後期の竪穴建物

写真1 弥生時代後期の竪穴建物

写真2 古墳の周囲に掘られた周堀の断面

写真2 古墳の周囲に掘られた周堀の断面

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