歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

唐堀(からほり)遺跡 平成29年5月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町三島地内

調査期間

平成29年4月1日から平成29年12月31日

調査原因

上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県上信自動車道建設事務所

主な時代

縄文・弥生・古墳・平安・中近世

遺跡の内容

 唐堀遺跡は、JR矢倉駅南西の東吾妻町大字三島地内にあり、吾妻川右岸に形成された最も下位の段丘上、標高約405m前後のところに立地しています。吾妻川からの比高は10mほどあります。
 今年度は、1区と2区の昨年度調査の継続を行っています。5月の調査では、1区の縄文時代晩期の包含層掘削を行いました。包含層からは、土器や石器などの日常的な生活用品から、装飾品などの様々な遺物が礫に混じって出土していました。包含層の中には、焼けた微細な骨片のほかに、米粒ほどの大きさで、赤橙色の粒子(写真2)が広範囲に分布していました。赤橙色の粒子は、まだ科学分析を行っていないため何であるかは確定できませんが、ベンガラの可能性があります。ベンガラは、縄文人が土器の赤彩の顔料などの材料として多用していました。包含層の掘削は継続中のため、今後の進捗が期待されます。

連絡先/唐堀遺跡調査事務所 090-2654-3558

写真1 1区の包含層掘削作業状況

写真1 1区の包含層掘削作業状況

写真2 赤色粒子検出状況

写真2 赤色粒子検出状況


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