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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

宮貝戸(みやがいと)遺跡 平成29年1月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町箱島地内

調査期間

平成29年1月4日~平成29年1月31日

調査原因

平成27年度上信自動車道吾妻西バイパスの建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県中之条土木事務所

主な時代

平安・中世・近世

遺跡の内容


宮貝戸遺跡は、旧吾妻郡東村箱島地内、JR小野上駅の南東約700mの所にあります。吾妻川右岸の段丘縁辺に位置し、標高約280m、河床から約20mの高さにあります。遺跡の東側は、名水百選の一つ箱島湧水に発する鳴沢川が深い谷を形成しています。
表土を取り除くと、20~40㎝の黒い土があり、その下には6世紀に榛名山が噴火した際の火砕流堆積物が厚く堆積していました。発掘の結果、竪穴住居1棟、土坑35基、溝・畑等が発見されました。
竪穴住居を埋めた堆積土には、平安時代末の浅間山の噴火に伴う軽石や火山灰(浅間B軽石・粕川テフラ)が層状に見られ、東壁やや南寄りと南東隅にカマドの痕跡が見られました。
土坑には火葬跡と思われるものが1基ありました。東の谷際にあったため、全体の2/3ほどは崩れ落ちて失われていましたが、焼土や炭に混じって小さな多量に骨片が出土しました。

連絡先/宮貝戸遺跡調査事務所 070-2815-3900 


写真1 上空から榛名山方向を望む(北東から)

写真1 上空から榛名山方向を望む(北東から)

写真2 遺跡全景(南から)

写真2 遺跡全景(南から)


写真3 竪穴住居発掘の様子

写真3 竪穴住居発掘の様子

写真4 火葬跡

写真4 火葬跡


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