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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

武井峯岸Ⅴ(たけいみねぎしご)遺跡 平成29年1月調査
調査場所

桐生市新里町野地内

調査期間

平成28年12月1日~平成29年1月31日

調査原因

平成28年度一般県道笠懸赤堀今井線の道路改良事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県桐生土木事務所

主な時代

旧石器~中近世

遺跡の内容


武井峯岸Ⅴ遺跡は、桐生市清掃センターの北方約500mにあり、峯岸山の東斜面から頂上部にかけて立地しています。峯岸山からの眺めはとても良く、赤城山や榛名山、遠く関東平野を一望できます。
発掘は昨年12月に開始し、古墳時代の方形周溝墓や縄文時代の竪穴住居を調査し、1月に旧石器時代の調査をしました。旧石器時代の遺跡は地表面から約1.8m下のローム層で見つかりました(写真1・写真2)。遺物は、黒曜石(写真3)や黒色安山岩(写真4)で作られた石器が100点ほど出土しました。年代は、暗色帯というローム層から出土したことや、石器の特徴から約35,000年前と考えられます。
峯岸山一帯には古墳が数多くありますが、実は旧石器時代遺跡もたくさん発見されています。その一つ、武井遺跡は当遺跡の北東約400mにあり、10万点を超える石器が出土し約18,000年前の旧石器人が残した巨大な狩猟キャンプ跡として全国に知られています。今回の発掘でこの一帯が旧石器時代遺跡の宝庫であることを改めて確認できました。
発掘調査は1月31日ですべて終了しました。

連絡先/(公財)群馬県埋蔵文化財調査事業団 0279-52-2511


写真1 旧石器時代の調査

写真1 旧石器時代の調査

写真2 旧石器時代の調査

写真2 旧石器時代の調査


写真3 黒曜石製の石器

写真3 黒曜石製の石器

写真4 黒色安山岩製の石器

写真4 黒色安山岩製の石器


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