歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

金井下新田(かないしもしんでん)遺跡・金井東裏(かないひがしうら)遺跡 平成28年12月調査
調査場所

渋川市金井地内

調査期間

平成28年4月1日~平成29年3月31日

調査原因

平成28年度(国)353号金井バイパス(上信自動車道)単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県渋川土木事務所

主な時代

縄文・弥生・古墳

遺跡の内容


6世紀初頭に起きた榛名二ツ岳の火山活動で埋没した金井下新田遺跡では、火山灰や火砕流で埋没する直前の古墳時代後期の生活面が、そのままパックされた状態で検出されています。1区の3号住居は、4本の柱で屋根を支えた竪穴住居です(写真1)。古墳人が、煮炊きしたカマド(写真2)や生活物資等を保管したと考えられる貯蔵穴(写真3)、住居構築時に掘削した土を盛り上げた周堤、住居の出入用の梯子を設置した小穴等の調査をしました。カマドに使用した袖石や天井石は、大きさや形、材質が異なり(写真4)、遠い河原から運び込んだものではなく、近くにあった適当な大きさの石を活用したと考えられます。この住居を支えた柱や垂木の痕跡と思われる炭化材も多数確認することがでました。被災時にこの住居は使用されていなかったためか、土器類は住居からほとんど出土しませんでした。

連絡先/金井下新田遺跡調査事務所  090-2414-2561


写真1 3号住居全景

写真1 3号住居全景

写真2 3号住居カマド全景

写真2 3号住居カマド全景


写真3 3号住居貯蔵穴全景

写真3 3号住居貯蔵穴全景

写真4 3号住居袖石天井石

写真4 3号住居袖石天井石


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