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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

唐堀C(からほりしー)遺跡 平成28年9月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年12月31日

調査原因

平成27年度上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県中之条土木事務所

主な時代

縄文・平安・中世・近世

遺跡の内容


9月は、8月から継続して3区の一部と1区を調査し、また新たに2区の調査も開始しました。
3区は、第1面で平安時代の竪穴住居3棟、第2面で縄文時代前期の配石1カ所をそれぞれ調査しました(写真1)。
1区は、中近世の大溝と土坑を調査しました。大溝は最大幅約4m、最深部約1.5mで(写真2)、12世紀以降の中世に掘削され、その後近世まで継続的に排水路として利用していたようです。最終段階では幅も深さも当初の半分ほどに小さくなり、石組みで溝を補強していました(写真3)。この大溝の石組みには天明3年の浅間山噴火起源の岩石が利用されていることから、18世紀末まで使用されていたことは確実です。
2区は、西半部を先行して調査しました。1区から続く大溝と北西端部で中近世の土坑やピットが集中した遺構群を調査しました(写真4)。鉄滓や羽口などが出土しましたが、鍛冶遺構は確認できませんでした。また、宋銭が出土した土坑を検出しました。

連絡先/唐堀C遺跡調査事務 090-2654-3313


写真1 3区・配石の調査(縄文時代前期) 

写真1 3区・配石の調査(縄文時代前期) 

写真2 1区の大型溝

写真2 1区の大型溝


写真3 1区・大型溝に補強された石組み 

写真3 1区・大型溝に補強された石組み 

写真4 2区・北西端部の遺構群

写真4 2区・北西端部の遺構群


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