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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

唐堀C(からほりしー)遺跡 平成28年6月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年12月31日

調査原因

平成27年度上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県中之条土木事務所

主な時代

縄文・平安・中世・近世

遺跡の内容


6月は、主に3区を調査し、遺跡西端部の1区の調査も開始しました。3区は、第1面(古代以降)の調査が終了し(写真1)、第2面(縄文時代)の調査に入りました。第2面の調査は縄文包含層の発掘から開始しました(写真2)。縄文包含層とは、縄文時代の遺構や遺物が存在する地層の通称で、3区では現在の地表面から約60㎝下に約50㎝の厚さで堆積していました。縄文包含層の下層は黄色ローム層、さらにその下層は礫層になります。
調査を進めていくと、縄文包含層から多数の縄文土器や石器、礫が出土するとともに、配石が次々と検出されました(写真3)。配石は30㎝を超える大型の礫を複数まとめたもので、3区全体にわたって13カ所確認されました。礫は偏平な川原石で、表面には叩いた痕や擦られた痕があるので、作業台に利用されたと考えられます。中には偏平な礫と磨石がセットになった配石も確認できました(写真4)。また、斜めに検出された配石もあり、これは墓石の可能性もあるので現在詳細に調査してます。配石が形成された時期は、出土した土器から縄文時代前期(約6000年前)と考えられます。今後、配石の詳細調査と並行して縄文時代の遺構の調査に入る予定です。

連絡先/唐堀C遺跡調査事務 090-2654-3313


写真1 3区・第1面全景

写真1 3区・第1面全景

写真2 3区・縄文包含層の調査

写真2 3区・縄文包含層の調査


写真3 3区・配石の調査

写真3 3区・配石の調査

写真4 3区・8号配石

写真4 3区・8号配石


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