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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

川原湯勝沼(かわらゆかつぬま)遺跡 平成28年8月調査
調査場所

吾妻郡長野原町大字川原湯地内

調査期間

平成28年7月1日~平成28年9月30日

調査原因

八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所

主な時代

近世

遺跡の内容


調査区は、吾妻川右岸の河岸段丘上、旧国道145号線から不動橋を渡った上流側と下流側の2か所が対象地となっています。
上流側の調査区をA区として、天明泥流面の調査終了後2面目の調査を行いました。調査区の中央部分は下流に向かって大型の礫が多く見られ、遺構は見つかりませんでしたが、一部礫の少ない場所において8基の土坑を調査しました。 2面目の調査終了後、調査区北側で礫の見られない場所の掘り下げを行ったところ、2次堆積ローム層の上面で弥生時代中期前半から縄文時代前期後半の土器片が10点ほどが点在して出土しました。
さらに、この25cm程の厚さに堆積したローム層下に黒色土層が確認されたため、3面目の調査として拡張して掘り下げを行いました。その結果、黒色土中から縄文時代早期末の土器片および黒曜石片がわずかながら見つかりました。このことから、黒色土の上に堆積した2次堆積ローム層は縄文時代の早期末以後に形成されたと考えられます。 A区の調査は8月をもって終了となりました。9月からは下流側調査区の調査を行う予定です。

連絡先/川原湯勝沼遺跡調査事務所 070-2655-7412


写真1 黒色土中から出土した縄文土器(南から)

写真1 黒色土中から出土した縄文土器(南から)

写真2 3面目全景(南西から)

写真2 3面目全景(南西から)


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