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中棚Ⅱ(なかだなに)遺跡 平成28年8月調査
調査場所

吾妻郡長野原町大字林地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年12月31日

調査原因

八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所

主な時代

縄文・弥生・平安・近世

遺跡の内容


8月の調査は、国道145号の北側調査区(以下7区)の2面目調査を中心におこないました。
7区2面目では、竪穴住居が5棟、土坑が33基、柱穴が279基、墓壙が1基、炉が12基、竪穴状遺構が1基、掘立柱建物が1棟検出されました。また、土坑から銅製の鞘の付いた小柄(写真1)が1点、近くから雁股の鏃(写真2)が1点出土しました。
平安時代の竪穴住居は、9世紀頃と10世紀頃のものがあることがわかりました。カマドの位置が、9世紀頃は東側に10世紀頃は北側にあることが特徴です。また、掘立柱建物は1間×5間で、3.5m×10mの大型のものであることがわかりました。多数検出された炉は、下位に3cm程度の灰層、上位に10cm程度の焼土とほぼ共通した断面形状が見られ、出土した須恵器片から平安時代のものであると推測されます。

連絡先/中棚Ⅱ遺跡調査事務所 090-2652-8848


写真1 銅製の鞘の付いた小柄(東から)

写真1 銅製の鞘の付いた小柄(東から)

写真2 雁股の鏃(東から)

写真2 雁股の鏃(東から)


写真3 炉の調査風景(西から)

写真1 炉の調査風景(西から)

写真4 平安時代の竪穴住居の調査風景(南から)

写真2 平安時代の竪穴住居の調査風景(南から)


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