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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

細谷E(ほそがい いー)遺跡平成28年6月調査
調査場所

吾妻郡東吾妻町大字三島地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年6月30日

調査原因

平成27年度上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県中之条土木事務所

主な時代

古代・中世・近世

遺跡の内容


細谷E遺跡は、東吾妻町三島地内の吾妻川右岸の段丘面にあります。付近の標高は約445mです。発掘調査は4月から北側調査区(写真1)より着手しました。隣接地の工事のため5月は中断し、6月に南側調査区の調査を行い、終了しました。調査区域は天明泥流が1m以上の厚さで被覆する場所ですが、土地改良事業や泥流内の礫を除去する作業のため、平安時代末(1128年)の浅間山の噴火に伴う浅間粕川テフラ(As-Kk)層のあたりまで攪乱されていましたので、As-Kk層前後での遺構確認が主な作業となりました。その結果、As-Kk降下以降の土坑29基・それ以前の土坑3基、ピット6基などを調査しました。鉄滓(てっさい)が比較的まとまって出土する地点があり、わずかですが鍛造剥片と思われる微細な鉄片も検出されました(写真2)。周辺に鍛冶遺構が存在していたと思われますが、炉や鞴(ふいご)の羽口(はぐち)などは発見されず、この場所での鍛冶遺構の存在は確認できませんでした。


連絡先/(公財)群馬県埋蔵文化財調査事業団 0279-52-2511


写真1 北側調査区全景(南から)

写真1 北側調査区全景(南から)

写真2 鍛造剥片検出(南東から)

写真2 鍛造剥片検出(南東から)


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