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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

金井下新田(かないしもしんでん)遺跡・金井東裏(かないひがしうら)遺跡 平成28年6月調査
調査場所

渋川市金井地内

調査期間

平成28年4月1日~平成29年3月31日

調査原因

平成28年度(国)353号金井バイパス(上信自動車道)単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県渋川土木事務所

主な時代

縄文時代・弥生時代・古墳時代

遺跡の内容


6月は、囲い状遺構南西側に確認された祭祀遺構の調査を中心に進めました。4号遺構(写真1)と6号遺構の調査によって、祭祀の最終段階に須恵器の高杯形器台や土師器の杯や高杯、石製模造品などを土で覆う行為があったことが断面から判断できました(写真2)。それぞれの遺構からは、土器や石製模造品、臼玉など1,000点を超える遺物が出土し、その中には刀子形(写真3)や短甲形、斧形などのこの時期には珍しい石製模造品もありました。また、6号遺構からは、長さがおよそ17cm、厚さがおよそ2cmの鉄斧(写真4)も出土し、鉄斧の直下には剣形や斧形の石製模造品が置かれていました。6世紀初頭の古墳時代、金井の地で行われた祭祀行為に関連する遺構の全貌が徐々に明らかになってきています。

連絡先/金井下新田遺跡調査事務所  電話 090-2414-2561


写真1 4号遺構全景

写真1 4号遺構全景

写真2 高杯形器台の土層断面

写真2 高杯形器台の土層断面


写真3 刀子形石製模造品

写真3 刀子形石製模造品

写真4 鉄斧

写真4 鉄斧

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