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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

上ノ平Ⅰ(うえのたいらいち)遺跡 平成28年6月調査
調査場所

長野原町川原畑地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年7月31日

調査原因

八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所

主な時代

縄文時代・平安時代・中近世

遺跡の内容


6月は、1区西側および2区東側の第1面(平安時代以降)と第2面(縄文時代)の発掘調査を行いました。調査によって、縄文時代や平安時代の竪穴住居、中世以降の掘立柱建物、土坑やピットなどが確認されました(写真1・2)。第1面の調査で確認した108基の土坑のうち50基が陥穴(おとしあな)となることが分かりました(写真3)。また、1区西側の第1面では、陥穴と重複する平安時代の竪穴住居が1棟確認できました。この竪穴住居の規模は、長軸約4.1m、短軸約3.7m、深さ約45㎝で、南北方向に長い長方形となり、東壁のやや南寄りにカマドを付設していました(写真4)。カマドの一部はすでに壊されていましたが、内部には土器を据えるための支脚の他、側壁や天井の構築材の一部として利用した礫が残されていました(写真2)。竪穴住居の時期は、出土した土器などから10世紀末頃と考えられます。

連絡先/上ノ平Ⅰ遺跡調査事務所 070-2655-7361


写真1 1・2区第1面空撮(上が北)

写真1 1・2区第1面空撮(上が北)

写真2 2区第2面の調査風景(上が西)

写真2 2区第2面の調査風景(上が西)


写真3 1区第1面の調査風景(上が南西)

写真3 1区第1面の調査風景(上が南西)

写真4 1区第1面(平安時代)の竪穴住居調査風景(上が東)

写真4 1区第1面(平安時代)の竪穴住居調査風景(上が東)


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