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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

高崎競馬場(たかさきけいばじょう)遺跡 平成28年5月調査
調査場所

高崎市岩押町地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年5月31日

調査原因

平成28年度コンベンション施設整備事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

群馬県(コンベンション推進課)

主な時代

弥生・平安・中近世

遺跡の内容


高崎競馬場遺跡は、JR高崎駅の南東約850mに位置し、高崎駅東口から東毛地域へ延びる国道354号線の南側にあります。5月は、2面である弥生時代の調査面の調査を行いました。弥生時代の調査面では、多くの竪穴住居と、竪穴住居を囲む幅2m程の環濠が発見されました。環濠の内側で発見された集落では、竪穴住居が何度も建て替えられ、複雑に切り合い重複している状況でした(写真1)。弥生時代当時は、黒色腐植土が非常に厚く堆積した土地で、このために高崎泥流層(関東ローム層相当)を掘り込んだ竪穴住居は発見されませんでした。
また環濠の内側では、住居・ピット・土坑・溝などの遺構が多数発見されているのに対して、環濠の外側では遺構はほとんど発見されず、主に倒木が多数確認されたのみでした(写真2・3・4)。4月から着手した調査も、5月末をもって予定していた調査面積の調査を終えることができました。ありがとうございました。本年度の高崎競馬場遺跡の調査は、来年の1月から調査を開始する予定です。

連絡先/高崎競馬場遺跡調査事務所 090-2654-3558


写真1 高崎競馬場遺跡 6区2面全景

写真1 高崎競馬場遺跡 6区2面全景

写真2 環濠内側部 全景

写真2 環濠内側部 全景


写真3 環濠内部住居地 全景

写真3 環濠内部住居地 全景

写真4 4号住居 遺物出土状況

写真4 4号住居 遺物出土状況

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