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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

石川原(いしかわら)遺跡 平成28年4月調査
調査場所

吾妻郡長野原町川原湯地内

調査期間

平成28年4月1日~平成28年12月31日

調査原因

八ッ場ダム建設工事に伴う発掘調査

委託者

国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所

主な時代

近世

遺跡の内容


石川原遺跡は、JR吾妻線の川原湯温泉駅から北に1kmほどの吾妻川右岸の下位段丘面上に位置しています。段丘面は、吾妻川に向かって緩やかな傾斜地形が続いており、標高は533~539mほどです。
4月の調査では、天明3年(1783)の浅間山噴火に伴う約2~3mの泥流層(天明泥流)によって埋もれた家屋や畑の調査を行いました。畑に残る植物の痕跡や、古銭・キセル・陶磁器などが出土しました。また、泥流が薄い部分では畑の復旧のために、泥流下の耕作土を掘り出して泥流の上に被せる「起し返し」の工法を行っていたことが確認できました。耕作土を掘り出すための穴を埋め戻す際には、耕作の妨げとなる泥流中の大きな岩や礫を入れており、畑の復旧を図る当時の人々の思いが感じられます。

連絡先/石川原遺跡調査事務所 090‐2654‐4624


写真1 畑や家屋の調査(東から)

写真1 畑や家屋の調査(東から)

写真2 畑に残る植物の痕跡(北から)

写真2 畑に残る植物の痕跡(北から)


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