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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

東宮(ひがしみや)遺跡 平成26年8月調査
調査場所

吾妻郡長野原町地内

調査期間

平成26年7月1日~平成26年12月31日

調査原因

八ッ場ダム建設工事に伴う発掘調査

委託者

国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所

主な時代

近世

遺跡の内容


遺跡は、吾妻川左岸の山麓緩斜面にあり、吾妻川とは高さ30mほどの崖線で接しています。調査地南に接してJR吾妻線が走り、遺跡は川原湯温泉駅から西へ1㌔ほどのところにあります。今年度調査地は前回調査地の西側から境沢までの間が予定されています。
現在まで、231年前の天明泥流に埋もれた建物跡6棟ほどが確認されているほか、石組の溝3条、井戸1基、建物周辺に畑(菜園)が確認されています。出土遺物は、建物内外から陶磁器や石臼、鉄鍋、銭、曲げ物などが発見されています。遺跡の全貌は表土掘削が終了していないため明らかでありませんが、集落は街道沿いに並んでいたことが分かってきました。
写真1は、11号建物の北側で発見された壁材です。壁材は3間(さんけん)分があり、1枚の大きさは幅180cm・高さ240cmほどでした。手前に礎石が並んでおり、壁材は北側に倒れていますから、建物の正面(南側)から泥流が押し寄せたことが分かります。
写真2は、9号建物の北側の石垣付近で発見された曲げ物です。曲げ物の大きさは直径15cm・高さ6cmほどで、内には小さく切り分けた篠竹が入っていました。

連絡先
東宮遺跡調査事務所 090-3244-0005


写真111号建物北辺の礎石と倒れた土壁 

11号建物北辺の礎石と倒れた土壁

写真2 9号建物裏手の石垣と曲げ物容器

写真2:9号建物裏手の石垣と曲げ物容器

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