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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

宮久保(みやくぼ)遺跡 平成26年7月調査
調査場所

みどり市笠懸町阿左美地内

調査期間

平成26年4月1日~平成26年9月30日

調査原因

平成25年度社会資本総合整備事業

委託者

桐生土木事務所

主な時代

縄文時代~平安時代

遺跡の内容


 7月前半は梅雨のため雨水の排水作業をしながら、後半は猛暑のなか炎天下での調査となりました。2区の最北部の3面および4面と3区の北側の調査を中心に進め、主な遺構として竪穴状遺構3基、溝10条、土坑5基を検出しました。2区では、天仁元(1108)年の浅間山噴火に伴う火山灰(As-B)の下面(3面)を掘り進めたところ、竪穴状遺構を3基確認しました。この遺構は用途が特定できませんが倉庫跡ではないかと推定されます。規模は約2.5m四方の正方形で、深さが40㎝程度です(写真1)。また、4面の調査時には、縄文時代の石鏃(矢じり)を2点検出しました(写真2、3)。3区では、規模の大きな溝を調査中ですが、中から流木や果実の種等が出土しています(写真4)。この溝は土層の状況から天仁元(1108)年以前のものと考えられます。

問い合わせ 
(公財)群馬県埋蔵文化調査事業団  宮久保事務所 電話 090-3244-0006 


2区 竪穴状遺構の全景(東より) 

写真1:2区 竪穴状遺構の全景(東より) 

写真2 2区 石鏃の出土状況

写真2:2区 石鏃の出土状況

写真3 2区から出土した石鏃

写真3: 2区から出土した石鏃

写真4 3区 溝の調査と流木出土状況(南より)

写真4:3区 溝の調査と流木出土状況(南より)

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