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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

萬行(まんぎょう)遺跡 薬師(やくし)遺跡 平成26年6月調査
調査場所

高崎市箕郷町下芝地内

調査期間

平成26年4月1日~平成26年7月31日

調査原因

平成25年度(主)前橋安中富岡線社会資本整備事業(活力創出基盤整備)

委託者

高崎土木事務所

主な時代

中近世、平安時代

遺跡の内容


薬師遺跡では東から西へ1区~3区とし、さらにその中を北から南へ1~6に細分しました。1区-2では奈良時代から平安時代にかけての住居跡10軒と中近世の掘立柱建物などを調査しました。同様に、1区-5・6でも、天仁元年(1108)の浅間山噴火による火山灰(As-B)に覆われた水田以外に20軒以上の平安時代の住居と10棟近くの中近世の掘立柱建物や墓壙などが見つかり、現在調査継続中です。平安時代の住居は、東向きのカマドを持つものが多く、後世の耕作やほ場整備による掘削等で床面より上が失われています。中近世の掘立柱建物は、南辺が北辺よりもやや広く台形状を呈するものが多い傾向があるようです。柱穴が重なっているものが多く、同じ場所に建て替えていることも分かりました。墓壙は2区-2で発見されたものと同様に焚き口部分が張り出す火葬墓のほかに、隅丸長方形や円形のものが確認でき、副葬品として銭や陶器や素焼きの小皿等も見つかりました。墓壙は、重なっているものが多く、継続して同じ場所に造っていたことも分かりました。萬行遺跡では中近世の畠・溝のほかに、平安時代の溝が見つかり、多くの耕作痕も確認できました。調査は7月末で終了の予定です。

問い合わせ 
萬行遺跡、薬師遺跡調査事務所 電話 090-2654-3558


写真1  薬師遺跡1区-6 平安時代の住居、中近世の掘立柱建物調査風景 

写真1:薬師遺跡1区-6 平安時代の住居、中近世の掘立柱建物調査風景

写真2 薬師遺跡1区-6 中近世の掘立柱建物群

写真2:薬師遺跡1区-6 中近世の掘立柱建物群



写真3 萬行遺跡1区 平安時代の溝全景

写真3:萬行遺跡1区 平安時代の溝全景

写4 萬行遺跡1区 中近世の耕作痕

写真4:萬行遺跡1区 中近世の耕作痕

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