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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

萬行遺跡、薬師遺跡 平成26年4月調査
調査場所

高崎市箕郷町下芝地内

調査期間

平成26年4月1日~平成26年7月31日

調査原因

平成25年度(主)前橋安中富岡線社会資本整備事業(活力創出基盤整備)

委託者

高崎土木事務所

主な時代

中近世、平安時代

遺跡の内容


薬師遺跡では東から西へ1区~3区とし、さらにその中を北から南へ1~3に細分しました。1区-1・3、2区-1では、昭和に行われた圃場整備で表土下のかなり多くの土が動かされていましたが、中近世の溝と天仁元年(1108)の浅間山噴火による火山灰(As-B)に覆われた溝や畦状の高まりや道路状遺構などが確認されました。中近世の溝の底面からは、鋤の痕跡も多量に見つかりました。その跡を丁寧に掘り出して、鍬や鋤の刃先がどのように地面に入り込んでいるか確認を行いました。調査を進めたところ、底面に連続している部分と地山が硬くほとんど残っていない部分がありました。また、平安時代の溝の両側には、掘削した土の高まりも確認されたことから、人為的に掘られたものであることが分かりました。道路状遺構は、中央がわずかに窪みわずかに硬くなっていましたが、これは人が歩いたためと考えられます。4月の1か月間で溝14条、畦状の高まり2条、道路状遺構1条を調査しました。これから薬師遺跡の残り調査区の表土掘削と1区-3の古墳時代6世紀の榛名二ツ岳の泥流下の確認をする予定です。

問い合わせ 
萬行遺跡、薬師遺跡調査事務所 電話 090-2654-3558


写真1  火山灰(As-B)下調査風景 

写真1:火山灰(As-B)下調査風景 

写真2 火山灰(As-B)上の鋤跡のある溝

写真2:火山灰(As-B)上の鋤跡のある溝

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