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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

西宮(にしみや)遺跡 平成26年4月調査
調査場所

吾妻郡長野原町地内

調査期間

平成26年4月1日~平成26年6月30日

調査原因

八ッ場ダム建設工事に伴う発掘調査

委託者

国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所

主な時代

近世

遺跡の内容


遺跡は、吾妻川左岸の山麓緩斜面にあり、吾妻川とは高さ30mほどの崖線で接しています。調査地南に接してJR吾妻線が走り、川原湯温泉駅から西へ1㌔ほどのところにあります。本遺跡は平成20年度に調査され、建物跡2棟・畑跡などが発掘されています。平成20年度の調査は調査範囲が狭く、詳細を明らかにすることはできていませんでしたが、本年度調査によりその全貌が明らかになるものと期待されます。 現在、20年度調査地点周辺において天明の泥流層を除去、遺構面を検出しています。泥流下には前回調査同様に、畑跡が確認されています。泥流に埋もれた石垣も新たに発見され、これがクランク状に山側に折れ、畑が予想以上に広がることが明らかになりつつあります。天明泥流の上層にも石垣が築かれていて、災害から立ち上がろうという人々の姿が目に浮かぶようです。石垣が築かれたのはいつころか、詳細は明らかではありませんが、被災後の復旧状況を知る上で、興味深いデータとなりそうです。


写真1  天明泥流で埋もれた石垣と畑跡 

写真1:天明泥流で埋もれた石垣と畑跡 

写真2 同、調査風景

写真2:同、調査風景

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