歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

中西原(なかにしはら)遺跡平成23年3月調査
調査場所

伊勢崎市西小保方町地内

調査期間

平成23年2月1日~平成23年3月31日

主な時代

縄文時代~平安時代

遺跡の内容

中西原遺跡は、群馬県農業技術センター東圃場(ひがしほじょう)内に位置します。2月からの調査によって平安時代や縄文時代の竪穴住居などが見つかっています。(写真1)。3月に入ってから、2月から調査してきた縄文時代中期の1号住居と重複して、3号住居を検出しました。この竪穴住居は、平面形が隅丸長方形で、長辺5m・短辺4.8m・深さおよそ80㎝です。壁や床の直上に炭化物や焼土などが広範囲に見られることから火災によって失われたものとみられます。時期は縄文時代前期で、遺物は南東隅から諸磯c式土器の深鉢や石皿等が出土しました(写真2)。この3号住居から北東方向へ20m程離れた場所から、同じ前期の4号住居が見つかりました。平面形がほぼ円形で、直径が8~8.4m・深さ70㎝の、かなり大型の竪穴住居です。かつて農業技術センター本館の北側でも縄文時代中期の住居が複数軒確認されていましたが、今回の調査によって集落が南側まで広がっていることがわかりました。
縄文時代の遺構の調査と並行して、さらに下層の調査も行い、関東ローム層中からナイフ形石器、敲石(たたきいし)が出土しました。旧石器時代の遺物の出土によって、縄文時代以前からこの遺跡の周辺で人々の生活が営まれていたことが明らかとなりました。

連絡先

財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団 0279-52-2511


調査区全景

写真1 調査区全景

3号住居出土遺物

写真2 3号住居出土遺物

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