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斉田中耕地・上新田中道東(さいだなかこうち・かみしんでんなかみちひがし)遺跡
平成23年2月調査
調査場所

佐波郡玉村町上新田~斉田地内

調査期間

平成22年7月1日~平成23年3月31日

主な時代

古墳時代・平安時代・鎌倉~江戸時代

遺跡の内容

斉田中耕地遺跡では、最も西側に位置するⅣ区の調査を行い、古墳時代の水田の調査を行いました。この水田には、4世紀初頭の浅間山の噴火により降下した火山灰(As-C)を耕土に含むものと、6世紀初頭の榛名山の噴火により降下した火山灰(Hr-FA)で覆われたものとの2時期ありました。残念ながら、これらの水田は、完全な形で残っていたわけではなく、後の時代の耕作等により削られてしまったため、痕跡しか残っておりませんでした(写真1)。それでも非常に小さな区画に分けられた水田が広がっていたことがわかりました。
斉田中耕地遺跡の西にある上新田中道東遺跡では、斉田中耕地遺跡より100mほど西にあるⅡ区の西半分の調査を行っています。平安時代・1108年の浅間山の噴火の際に降下したとされる軽石(浅間B)で覆われた水田と、その下面の平安時代の洪水で一部埋もれた水田の調査を行いました。洪水堆積層下の水田(写真2)は、1月に調査した斉田中耕地遺跡Ⅳ区と同様に牛のものと思われる足跡や、耕作の際の工具の痕跡が見られ、保存状態のよい水田でした。

連絡先

斉田中耕地遺跡他調査事務所 0270-65-3741


斉田中耕地遺跡Ⅳ区 古墳時代の水田

写真1 斉田中耕地遺跡Ⅳ区 古墳時代の水田

上新田中道東遺跡Ⅱ区 平安時代の洪水下の水田

写真2 上新田中道東遺跡Ⅱ区 平安時代の洪水下の水田

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