歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品群馬の遺跡案内

中毛地区長井石器時代住居跡-高崎市倉渕町権田(ごんだ) 縄文時代-

国道406号線から東にそれ狭い道を進んでいくと、小さな沢によって作られた谷があり、その脇に遺跡があります。
昭和27年、この谷を田んぼにしようとしたときに見つかった遺跡です。その後調査がなされ、縄文時代後期の住居跡であることがわかりました。この住居跡は床に石を敷き並べた敷石住居と呼ばれるものです。
開田に伴う作業で一部壊されてはいましたが敷石の残りがよく、昭和28年には県史跡に指定されました。
現在は、覆い屋がかけられ、窓から中が見学できるようになっています。

見学案内
倉渕村役場より10分
バス
JR高崎駅より権田車庫行き 権田車庫 下車。吾妻観光 清水行きバスに乗り換え 長井下宿 下車、徒歩10分
地図を表示
は遺跡の位置を表しています。
ここがポイント

敷石住居に用いられたのは、板のように割れる特徴がある輝石安山岩と呼ばれる石です。
もっとも大きいものでは90cmほどもある石を、炉の周囲に丁寧(ていねい)に、隙間(すきま)のないように敷き並べてあります。各石の隙間にはその大きさに応じた小さな板石を丁寧に詰め込んでいます。さながら縄文時代のモザイク模様といったところでしょうか。
縄文人の丁寧な家のつくりをぜひ見ていただきたいものです。

もっと知りたい!

榛名山南西麓の末端、標高約550mの丘陵上にあり、遺跡のすぐ西側には小さな沢が流れています。
住居跡は開田作業中に発見されたこともあって、一部壊されていましたが、1辺約3mの隅丸方形に石を敷き並べ、西側に張り出しをもつ柄鏡(えかがみ)形の敷石住居であったと考えられています。中央には90cm×60cm方形の石囲炉をもち、その北西に70cmほど離れたところにも方形の石組みを備えています。
土器、磨製石斧、石棒などが出土しています。

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