歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品群馬の遺跡案内

東毛地区長久保遺跡(ながくぼいせき)-みどり市東町小中 縄文時代-

渡良瀬川の支流、小中川の左岸にある、縄文時代の遺跡です。平成3(1991)年に勢多郡東村教育委員会が発掘調査を行い、竪穴住居1棟と土坑5基がみつかりました。竪穴住居からは、縄文時代前期の土器や石器が出土しました。土器をよく観察すると、同じころに長野県を中心に使われていた土器に似たものがあることがわかってきました。それまで、渡良瀬川沿いでは見つかっていなかったものでした。
遺跡は埋め戻されていて、住居を見ることはできません。

見学案内
北関東自動車道伊勢崎インターチェンジより自動車で約60分
電車
わたらせ渓谷鉄道小中駅からは徒歩で10分ほどです。
地図を表示
は遺跡の位置を表しています。
ここがポイント

渡良瀬川上流域では発掘調査された遺跡がたいへん少なく、長久保遺跡は地域の歴史を知るうえで、たいへん貴重な遺跡です。
長久保遺跡で発見された竪穴住居の柱穴は5本柱でした。ふつう、縄文時代前期の竪穴住居の柱穴は4本または6本なので、5本柱は例外的なものです。
長久保遺跡からは、長野県の縄文時代前期前半の土器とよく似た土器(有尾系土器)も発見されました。この土器は、これまで利根川、碓氷川、鏑川の流域に分布していることがわかっていましたが、長久保遺跡の発掘調査で渡良瀬川流域にも分布していることが新たにわかりました。

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