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群馬の遺跡・出土品群馬の遺跡案内

東毛地区古海原前1号墳(こかいはらまえいちごうふん)-邑楽郡大泉町古海字原前 古墳時代-

利根川左岸の邑楽台地の南西部に立地し、20を越える古海原前古墳群の中の1つです。
古墳は円墳に方形の造り出しを付けた帆立貝形古墳と呼ばれるもので、全長約54m、高さ約3.3mでした。周囲には堀が巡っていました。

見学案内
東武小泉線西小泉駅より車で約10分
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は遺跡の位置を表しています。
ここがポイント

住宅地の一角に、造り出し部を除いて築造された当初の姿が復元されています。土を盛った墳丘の途中には平らな面が2つめぐり、最上段も平らです。良く見る現状の古墳はなだらかな小山とはようすが異なって見えると思います。
盛り土の上部から、上下に重なって4つの遺体を埋葬した施設が見つかりました。最下部のものは遺体を納めた棺が粘土で覆われ、上の3つは棺が河原石で覆われていました。それぞれの遺体には、ガラス製の玉や鉄鏃、銅鏡・馬具、大刀・櫛などが添えられていました。その内、銅鏡は「画文帯神獣鏡(がもんたいしんじゅうきょう)」と呼ばれ、その裏面の文様が熊本県江田船山古墳出土のものと同じであることが注目されます。

もっと知りたい!

この古墳から出土した「画文帯神獣鏡」と裏面の文様が同じ「同型鏡(どうけいきょう)」と呼ぶ鏡は、国内で熊本県江田船山古墳を初めとして23面見つかっています。その分布を見ますと、宮崎県から栃木県までの広い範囲におよんでいることが知られており、当時の社会の状況を考える上で重要な資料です。

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