歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品群馬の遺跡案内

北毛地区中筋遺跡-渋川市行幸田 古墳時代-

今から約1500年前の秋、榛名山が大爆発をしました。その後、榛名山をかけ下った火砕流が一瞬にして中筋のムラをおおいつくしたのです。
火山灰でおおわれた中筋のムラは、1986年に発掘されるまで、地面の下で破壊されることなく眠り続けていました。発掘調査であらわれた中筋のムラは、火砕流におそわれた当時の様子をそのままのこしていたのです。

見学案内
県道高崎渋川線の行幸田交差点から案内看板に従って徒歩10分くらいです。
地図を表示
は遺跡の位置を表しています。
ここがポイント

中筋遺跡の最大の特徴は、一瞬にして火砕流におおわれたため、当時の地表の様子をそのまま残しているということです。ふつうの遺跡は長い時間をかけて埋まっていくため、当時の地表はほとんど削られてしまっています。けれども中筋遺跡では厚い火山灰にまもられていたため、当時の地面をはじめ、建物の形や、建物の材料などがとてもよく残っていました。これは、渋川市中郷で発掘された黒井峯遺跡とならんで、大変貴重な発見でした。
また、中筋遺跡では竪穴住居と平地式住居の2つのタイプの住居が見つかっています。どちらの住居もカマドをそなえていることから、実際に人が住んでいたものと考えられますが、平地式住居の方に土器がたくさんあったこと、榛名山の爆発が秋であったことなどから、竪穴住居は冬、平地式住居は夏、と季節によって2つのタイプの住居を住み分けていたと考えられています。

もっと知りたい!

復元された中筋遺跡では、竪穴式、平地式のどちらの住居にも入ってみることができます。また、遺跡にはパンフレットの自動販売機も備えられていますから、それを見ながら遺跡を見学してみましょう。また、渋川市のホームページには中筋遺跡について、くわしく解説されているので、そちらも参考にしてみましょう。

前ページへ戻るページトップへ戻る