歴史を紐解く

群馬の遺跡・出土品群馬の遺跡案内

北毛地区小室敷石住居跡-渋川市北橘町小室 縄文時代-

赤城山の裾野、標高320mほどの台地の上にある遺跡です。
遺跡の発見は、昭和41年に地元の人が自然薯(じねんじょ)の穴を掘っているときに、土の中に石が並んでいるのを見つけたのがキッカケでした。翌年には群馬大学によって発掘調査がおこなわれ、縄文時代の住居跡が2棟見つかりました。このうちの1棟は床に石の敷いてある敷石住居でした。炉を中心として平らな石を六角形に敷きつめて床にしています。この住居は昭和42年に県指定史跡になり、保存されることとなりました。
現在では、保存のために覆い屋がかけられ、窓から見学することができるようになっています。

見学案内
渋川インターチェンジより25分
バス
前橋駅から関越交通 前橋駅発小児医療センター行き 木曽神社入口下車、渋川市営バス 循環器病院発北小西門行き橘歯橋で乗り換え、向原下車、徒歩2分。
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は遺跡の位置を表しています。
ここがポイント

小室敷石住居跡は、直径3mの住居部分とその南側の幅70cm長さ2.3mの張り出し部分からなっています。床には石囲炉(いしがこいろ)を中心としてほぼ六角形に石が敷きつめられ、張り出し部分にも石が敷かれています。このような形の住居を「柄鏡(えかがみ)形住居」と呼んでいます。
「柄鏡」とは円形の鏡に長方形の柄がついてる鏡のことで主に室町時代から江戸時代のころに使われ、鉄や銅でできていました。考古学の世界では、その形が似ているため、このように呼ぶようになったのです。
柄鏡形住居跡には、小室敷石住居跡のように前面に石が敷いてあるもののほかに、石の全然敷いていないもの、柄の部分にだけあるもの、炉のまわりにだけあるものなど、さまざまな種類が見つかっています。

もっと知りたい!

渋川市北橘町には、たちばなの郷講演民俗・民芸の館(北橘歴史資料館)があります。
村内各地から出土した土器や石器、民俗資料などが展示されています。

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