縄文時代
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芸術は宇宙人と人間の魂合体

 大自然。それは万物を生み万物を亡ぼす。縄文人は、愛と畏れを、すなわち祈りを捧げる。つまり祭りをおこなう。そのために、小さくした大自然をつくって、中心に据える。それが祭器、土器。いい直せば自然神の機能相同体。

 祖先。それは、子孫を守り子孫を罰する。大自然の申し子である。縄文人は、愛と畏れを、すなわち祈りを捧げる。つまり祭りをおこなう。

 そのために、小さくした大自然の申し子をつくって、中心に据える。それが祭器・土偶。玩具やお守りなどとは違う。小ぶりであるにしろ、日常性を超える。宇宙人の気配をもつ。祖先神の機能相同体。

 同じことを、言葉を変えていうことにする。

 宇宙の生命、神。それの別名が魂。人間の魂は、神の分身。その大小二つの魂が合体する運動の現場が、祭りである。その祭りの延長が人間の、いや少なくとも日本原住民の縄文人の、生である。

 そして、宇宙の魂と人間の魂の合体運動の造形、それの別名が真実の芸術なのである。

 だからこそ、岡本太郎は感動した。

 だが、感動するだけでは、縄文の生命の中心には迫れない。さらに思想しなければならないのである。