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本宿(もとじゅく)遺跡、町北(まちきた)遺跡、地尻(ちじり)遺跡、上野尻(かみのじり)遺跡

令和6年5月 調査
調査場所
安中市安中
調査期間
令和6年4月1日~令和6年5月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、古代、中・近世
遺跡の内容
今月は町北遺跡、本宿遺跡、地尻遺跡を調査しました。町北遺跡3a区では奈良時代の瓦(写真1)が出土しました。古代の瓦は、公の施設や寺院でしか用いられない貴重なものです。本宿遺跡と町北遺跡4区の調査(写真2)では、江戸時代の復旧坑が複数見つかりました(写真3)。この復旧坑は、天明3年に浅間山が爆発した際の軽石(As-A)を地中に埋め、耕作できる土地に復旧するために掘られたものです。地尻遺跡では、江戸時代の井戸が見つかりました。井戸にはたくさんの石が投げ込まれていました(写真4)。
連絡先
本宿遺跡他調査事務所 070-2815-3900
写真1 奈良時代の瓦
写真2 本宿遺跡・町北遺跡4区全景
写真3 復旧坑の調査状況
写真4 石が投げ込まれた井戸