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小泉天神西(こいずみてんじんにし)遺跡

令和4年12月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町小泉地内
調査期間
令和4年12月1日~令和5年3月31日
主な時代
縄文、古墳、奈良、平安、中世、近世
遺跡の内容
遺跡は吾妻川右岸の台地上に立地し、上信自動車道吾妻東バイパスの建設に伴い発掘調査を実施しています。本線部分を1区、町道沿いの部分を2区として調査を進めています。。1区では、6世紀初頭の榛名山噴火に伴う火山灰(Hr-FA)堆積層の上面を第1面として調査を行い、これまでに竪穴建物24棟、掘立柱建物7棟、溝2条、土坑、ピット、畑を確認しました。竪穴建物は出土遺物から9世紀から10世紀代の建物が多数を占めるようです。掘立柱建物は、出土遺物から中世の建物群と考えられます(写真1)。2区では、古代の竪穴建物1棟、近世以降の畑、土坑2基等を確認しました。竪穴建物は、出土遺物から10世紀代の建物だと考えられます(写真2)。
連絡先
小泉天神西遺跡発掘調査事務所 070-4458-0363
写真1 1区 掘立柱建物群の確認状況
写真2 2区 5号竪穴建物の調査状況