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小田沢(おだざわ)遺跡

令和4年10月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町植栗・岩井地内
調査期間
令和4年5月1日~令和4年12月31日
主な時代
古墳・奈良・平安・中世・近世
遺跡の内容
9月に引き続き古墳時代~平安時代の竪穴建物の調査を行いました。5区で確認された5号竪穴建物(平安時代)からは、役人が身に着ける腰帯の飾り金具の「丸鞆(まるとも)」(写真1)が出土しました。また、刀装具と推定される金属製品(写真2)も出土していることから、古代の役所に関連する遺跡である可能性が考えられます。6区では6世紀初頭の榛名山噴火に伴う火山灰(Hr-FA)が堆積した4号竪穴建物(古墳時代)の調査を行いました(写真3・4)。
連絡先
小田沢遺跡発掘調査事務所 090-3244-0006
写真1 5-2区 5号竪穴建物 「丸鞆(まるとも)」の出土状況
写真2  5-2区 5号竪穴建物 金属製品の出土状況
写真3 6-1区 4号竪穴建物 Hr-FA(黄色の層)の堆積状況
写真4 6-1区 4号竪穴建物 遺物の出土状況