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厚田中村(あつだなかむら)遺跡

令和4年7月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町厚田町内
調査期間
令和4年7月~令和4年12月
主な時代
古墳・奈良・平安・中世・近世
遺跡の内容
厚田中村遺跡は、吾妻川右岸に形成された扇状地上に立地しています。調査は、上信自動車道吾妻東バイパス建設事業に伴うもので、令和2年度からの継続調査です。今年度の調査は遺跡の東端にあたる12区から着手しました(写真1)。第1面は天明三(1783)年の浅間山噴火に伴う天明泥流に埋没した遺構面で、南北方向に走行する35・36号溝(写真2)と土手状の高まり(写真3)を1条確認しました。溝内には補強用に打ち込まれたと考えられる杭が列状に出土しています(写真4)。
連絡先
厚田中村遺跡発掘調査事務所  070-4458-0363
写真1 12区第1面(江戸時代)の調査状況
写真2 35号溝(右)と36号溝(左)の調査状況
写真3 5号土手状遺構の確認状況
写真4 35号溝内の杭の確認状況