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小田沢(おだざわ)遺跡

令和4年7月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町植栗・岩井地内
調査期間
令和4年5月1日~令和4年12月31日
主な時代
古墳、奈良、平安、中世、近世
遺跡の内容
5-1区では「薬研堀(やげんぼり)」と呼ばれる形態の深さ1.8m幅2.8m前後の55号溝を調査しました(写真1)。溝の底は水流で抉られた痕跡が残っていました。また、5-2区の3号流路から14世紀前半の備前焼のすり鉢片が出土し、この頃に流下していたことがわかります(写真2)。6-2区では、中・近世の掘立柱建物や土坑の調査を行いました。2号竪穴状遺構は、周囲に2間×2間の掘立柱を伴うものでした(写真3)。時期を含め、どのような性格の遺構であるのか検討中ですが、周辺に分布する大型の土坑と共に注目される遺構群といえます(写真4)。なお、8月も調査を継続していきます。
連絡先
小田沢遺跡発掘調査事務所 090-3244-0006
写真1 5-1区 55号溝の調査状況
写真2 5-2区 3号流路から出土した備前焼のすり鉢片
写真3 6-2区 周囲に掘立柱を伴う2号竪穴状遺構
写真4 6-2区 大型の土坑群の調査状況