事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

三ツ寺鍛冶街道(みつでらかじかいどう)遺跡

令和4年5月 調査
調査場所
高崎市三ツ寺町地内
調査期間
令和4年5月1日~令和5年3月31日
主な時代
古墳・奈良・平安
遺跡の内容
三ツ寺鍛冶街道遺跡は、榛名山東南麓の唐沢川とJR上越新幹線に挟まれた場所に位置しています。付近には保渡田古墳群や古墳時代の豪族居館である三ツ寺Ⅰ遺跡が存在しています。
発掘調査は西毛広域幹線道路の建設に伴うもので、JR上越新幹線の東側から開始しました。
調査によって古墳時代から古代の掘立柱建物2棟、竪穴建物6棟・土坑11基・ピット106基を確認しました(写真1)。竪穴建物からは直径約3cmの石製紡錘車(せきせいぼうすいしゃ/糸を紡ぐ道具)も出土しています(写真2)。
連絡先
三ツ寺鍛冶街道遺跡発掘調査事務所 070-2655-7726
写真1 竪穴建物の調査状況
写真2 竪穴建物から出土した石製紡錘車