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柳田(やなぎだ)遺跡

令和4年1月 調査
調査場所
伊勢崎市赤堀今井町地内
調査期間
令和3年11月1日~令和4年2月28日
主な時代
縄文、古墳、古代、中世、近世
遺跡の内容
1月は、5-3区、6区北側、7区北側、8区で低地部の調査を行いました。調査の進展に伴い、今まで2面とした溝は、6世紀初頭の榛名山の噴火に伴う火山灰(Hr-FA)が埋没土に含まれているものと、3世紀末の浅間山の噴火に伴う軽石(As-C)の2次堆積が埋没土に含まれているものと最低2つの時期に分けることができました。同様に、3面とした溝も、As-Cの一次堆積が埋没土に含まれているものと、縄文時代以降の自然流路に区別できることが分かってきました。低地部は、洪水などにより複雑な堆積が見られ、溝も影響を受けたようです。6区北側では、縄文時代と考えられる自然流路と重なるようにして、古墳時代前期の溝が検出されました。36号溝からは、古墳時代前期の土器とともに先端が二又に分かれている鋤が出土しました(写真1)。この鋤は、全長約80㎝で、一本の木を加工して作られ、先端と把手の一部を欠損するものの、良好な残存状態でした。また、36号溝の30~60cm東側には、溝に沿うようにして24本の杭列を検出しました(写真2)。杭は丸木以外にも、割材を使用しているものもありました。
連絡先
柳田遺跡発掘調査事務所090-3244-0006
写真1 古墳時代前期の二又鋤(西から)
写真2 古墳時代前期の溝と杭列(南から)