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中堀東(なかぼりひがし)遺跡

令和4年1月 調査
調査場所
伊勢崎市赤堀野町地内
調査期間
令和3年12月1日~令和4年3月31日
主な時代
古代、中近世
遺跡の内容
本遺跡は、伊勢崎市の北部を南流する粕川と鏑木川に挟まれた水田地帯に立地し、標高は約116mです。調査は、国道50号(前橋笠懸道路)建設に伴うものです。1月の調査は、弘仁九年(818年)の地震に伴う洪水層に埋もれた水田の調査を行いました。水田の区画は、地形に沿った造成が行われ、長方形の区画を意識しているものの不正形な区画が多く発見されました(写真1)。畦は、高さ約10cm、幅30~40cmの台形またはかまぼこ状のしっかりとした畦状態で検出できました(写真2)。水田のコーナー部には水口が設けられ、開放されていました。
連絡先
中堀東遺跡調査事務所 090-5490-1699
写真1 1区2面全景(東から)
写真2 1区水田検出作業風景(北から)