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柳田(やなぎだ)遺跡

令和3年11月調査 調査
調査場所
伊勢崎市赤堀今井町地内
調査期間
令和3年11月1日~令和4年2月28日
主な時代
縄文、古墳、古代、中世、近世
遺跡の内容
柳田遺跡の調査は、平成29年度から断続的に調査を行い5年目になります。これまでの調査では、南北に延びる微高地上の調査と微高地部東側の水田耕作地の調査を中心に行いました。今年度は、微高地から国道50号に至る水田耕作地の調査を行います。11月は、5-2区、6区南側の調査を行い、両調査区とも天仁元年(1108)年の浅間山噴火に伴う軽石(As-B)を確認し、直下面の調査を行いました。5-2区はローム台地縁辺部に辺り、As-Bの堆積がないローム台地部分で古墳時代の竪穴状遺構の調査を行いました(写真1)。6区では、As-B直下の水田面と溝1条及びAs-B面を掘り込んだ溝3条を検出しました(写真2)。また、As-B下水田の調査を終了させ、下層の掘り下げを開始し、数回の洪水砂の堆積を確認しました。
連絡先
柳田遺跡調査事務所 090-3244-0006
古墳時代の竪穴状遺構の調査(西から)
6区全景(東から)