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川戸太田(かわどおおた)遺跡

令和3年11月調査 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町大字川戸地内
調査期間
令和3年10月1日~令和3年11月30日
主な時代
古代、中近世
遺跡の内容
11月の調査は、大治3年(1128)の浅間山の噴火に伴う軽石(As-Kk)と天仁元年(1108)の浅間山噴火に伴う軽石(As-B)降下以前の調査を行いました。調査区中央に検出した1号溝の下から、蛇行しながら北西方向へ流れる旧河道を確認しました。この河道を挟んで南側は低地で、北側には微高地が形成されています。南側の低地部分からは遺構は検出されませんでした。北側の微高地上からは、土坑、溝(写真1)のほか東西方向や南北方向に何度も畝替えが行われた古代の畠が見つかりました(写真2)。調査は11月で終了しました。
連絡先
川戸太田遺跡発掘調査事務所 090-5490-1699
畠・土坑全景
調査区3面全景