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森下宮原(もりしたみやばら)遺跡

令和3年11月調査 調査
調査場所
利根郡昭和村森下地内
調査期間
令和3年6月1日~令和3年12月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安
遺跡の内容
調査範囲南端部で根石をもつ掘立柱建物を検出しました。(写真1・2)。複数棟が東西方向に整然と配置されていますが、一部に重複が確認できました。全てが同時に存在していたわけではなく、ある程度の時期差があると考えられます(写真3~6)。掘立柱建物の詳細な時期は不明確ですが、古代の遺構と考えられます。瓦が葺かれていた形跡はなく、基壇や地業(じぎょう)などの基礎工事は確認できませんでした。主要な建物は他に存在し、この掘立柱建物は付属施設と考えられます。主要な建物の候補地は南側になると推定しています。
連絡先
森下宮原遺跡発掘調査事務所 090-2652-8848
掘立柱建物群 俯瞰写真(南から)
掘立柱建物群 俯瞰写真(東から)
8号掘立柱建物 全景 (上側が北)
9号掘立柱建物 全景 (上側が西)
9・10・13号掘立柱建物 全景(上側が北)
11・12号掘立柱建物 俯瞰写真(東から)