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東上之宮遺跡(ひがしかみのみやいせき)

令和3年9月 調査
調査場所
伊勢崎市東上之宮町
調査期間
令和3年4月1日~令和4年3月31日
主な時代
古墳、奈良、平安、中世、近世
遺跡の内容
9月の調査は、引き続き東上之宮遺跡の西側の発掘調査を行いました。
天明3年(1783)の浅間山噴火に伴う軽石と泥流の下から、保存状態の良い水田が発見されました。西側の水田と同様に、水田は畦畔で区画され、足跡が確認されました。(写真1)また、調査区のほぼ中央に南北に給排水用の溝が掘られ、その溝にむかって水口がつくられ、水口の中央には石が置かれていました。この石は、水口から水を取り入れたり、水田から溝に排水したりするときに、水量を調整するために置かれたと考えられます。
連絡先
西上之宮遺跡・東上之宮遺跡・樋越薬師遺跡発掘調査事務所 070-2815-3810
写真1  水田近景 東から
写真2  水口近景 西から