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柳田遺跡(やなぎだ)遺跡

令和3年2月調査 調査
調査場所
伊勢崎市赤堀今井町地内
調査期間
令和3年1月1日~令和3年3月31日
主な時代
縄文、古墳、古代、中世、近世
遺跡の内容
柳田遺跡の2月の調査は、4区、5区の天仁元年(1108)年の浅間山噴火に伴う軽石下面の調査を行いました。南側から延びる微高地と低地境の緩斜面部分を南北方向に削平し、東側へ平坦な面を開削して造成した遺構を発見しました(写真1・2)。また、一部分を更に方形区画状に開削したものも確認されています(写真3)。これらはどのような目的で造成したのか明確な用途は不明ですが、水田利用のための造成とも考えられます。壁面周辺からは、縄文時代後期から古墳時代後期の遺物が数多く出土しました(写真4)。
連絡先
柳田遺跡調査事務所090-5490-1699
写真1 4区2号開削状遺構全景(東から)
写真2 5区5号開削状遺構全景(東から)
写真3 5区3号開削状遺構全景(東から)
写真5 4区2号開削状遺構遺物出土状況(東から)