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桐生新町水路跡(きりゅうしんまちすいろあと)遺跡

令和3年1月 調査
調査場所
桐生市本町一丁目・二丁目地内
調査期間
令和3年1月1日~令和3年3月31日
主な時代
近世、近代
遺跡の内容
 本遺跡は、桐生市本町の重要伝統的建造物群保存地域に指定されている範囲内にあります。桐生天満宮正面から南側有鄰館付近までの本町通り西側歩道が調査範囲となっています。調査対象は、昭和時代中ころまで使用されていた水路の遺構であり、今年で調査4年目になります。主に水路遺構の西側壁面の遺構の残存状況を調査します。調査区は全部で14か所あり、一か所当たりの面積が狭く範囲が南北に点在しているのが特徴です。1月は有鄰館付近の36区から41区までの調査を行いました。(写真1)石垣は4段から構成されており、最下部には胴木や木杭の痕跡なども確認することができました。(写真2)。本調査は、3月まで続きます。
連絡先
桐生新町水路跡遺跡調査事務所 070-2655-7412
写真1 38区調査風景(北から)
写真2 38区石垣検出状況(南から)