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小田沢(おだざわ)遺跡・下泉A(しもいずみえー)遺跡・下泉B(しもいずみびー)遺跡

令和2年12月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町植栗地内
調査期間
令和2年8月1日~令和2年12月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、平安、中世
遺跡の内容
本遺跡は、吾妻川支流の大泉寺川沿いの標高360m~370mほどの河岸段丘上に立地しています。12月の調査では、下泉A遺跡、下泉B遺跡を中心に行いました。下泉B遺跡では、調査区の西側に自然流路を確認することができ、流路の中から古墳時代の土器の破片が出土しました。また、流路のすぐ隣からは、カマドを持つ古墳時代のカマドを持つ竪穴建物を検出しました。(写真1)この建物からは多くの炭化材が確認されました。(写真2)建物に使われていた材木が焼失したものと考えられます。調査は12月をもって終了しました。
連絡先
小田沢・下泉A・下泉B遺跡調査事務所 070-2815-3810
写真1 下泉B遺跡 1区全景(東から)
写真2 下泉B遺跡 竪穴建物炭化物出土状況(北から)