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西上之宮(にしかみのみや)遺跡・玉村町No.727(たまむらまちなんばーななにいなな)

令和2年11月 調査
調査場所
伊勢崎市西上之宮町、佐波郡玉村町樋越地内
調査期間
令和2年11月1日~令和3年3月31日
主な時代
古墳、奈良、平安、近世
遺跡の内容
本調査は、利根川河川改修事業に伴い11月から調査を開始しました。調査は、玉村町樋越地内の利根川左岸際の玉村町No727遺跡と、北西より流れ下った支流の藤川が利根川と合流する西側の伊勢崎市西上之宮町内の西上之宮遺跡の2か所を同時に行っています。
玉村町No.727遺跡では、1区の第1面調査として天明3年(1783)の浅間山噴火後に発生した泥流(天明泥流)と降下軽石As-Aの下から江戸時代の畠と水路と道を発見しました(写真1)。西上之宮遺跡でも天明泥流や降下軽石のAs-Aの堆積が確認でき、1区第1面調査として調査を行っています。12月も引き続き同区の調査を行います。
連絡先
西上之宮・玉村No.727遺跡遺跡発掘調査事務所 070-2815-3900
写真1 玉村町Nop.727遺跡1区、江戸時代の畠と水路と道
写真2 西上之宮遺跡1区軽石(As-A)検出状況