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小田沢(おだざわ)遺跡・下泉A(しもいずみえー)遺跡・下泉B(しもいずみびー)遺跡

令和2年11月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町植栗地内
調査期間
令和2年8月1日~令和2年12月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、平安、中世
遺跡の内容
本遺跡は、吾妻郡東吾妻町の吾妻川の支流大泉寺川沿いにある標高360mから370m前後の段丘上の一帯にあります。11月の調査では、下泉A遺跡、下泉B遺跡を中心に行いました。下泉A遺跡では、大治3年(1128)の浅間山の噴火に伴う浅間―粕川テフラ(As-KK)直下面の調査を行いました。調査では、4棟の掘立柱建物や建物に沿うように掘り廻らされた溝を確認することができました(写真1)。また建物の北側には近世の石垣を確認することができました。(写真2)本遺跡の調査は、12月まで継続される予定です。
連絡先
小田沢・下泉A・下泉B遺跡調査事務所 070-2815-3810
写真1 下泉A 1区全景(西から)
写真2 石垣全景(北から)